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入り口はこちらです。〜翻訳ライターのつぶやき Kagoshima~

フリーランス翻訳ライターです。イギリス流豊かな暮らしのご提案「Bites of Britain」主宰。

見栄なんて、捨てた。

これ、言わせて。

炎天下、33度。息子の運動会が開催された。数人の子供らが保健室に運ばれていくのを不安な気持ちで見ながら、頼むから来年から時期を変えてくれと祈る親たち。

未来の秋は、もう秋じゃないんだ。


さて。

毎年、頭を抱えるのは紛れもなく、お弁当である。


出来るだけ品数を多く、彩りよく、華やかに。

年に一度のことだもの。

可愛い子供のためだもの。

大切な思い出を刻むんだ。


だから、息子に聞いたんだ。


今年はどんなお弁当がいい?って。


そしたら、


炊きたてのツヤツヤしたご飯で握った真っ白いお握りと、唐揚げ!


それだけ?


うん、それだけでいい。


・・・ 

そうか。

頑張って、日も昇らないうちに起きて、あれもこれも、って作っていたのは、自分自身への評価、だったのか。


凄いね、こんなお弁当!

という言葉を、わたしは欲しかったのか。



2016年の運動会。

わたしはもういいお母さんを演じるのをやーめた!!宣言をした。


美味しいお米で握ったお握りと、しっかり味のしみた唐揚げを沢山詰めて。


空っぽになったお弁当箱を見て、わたしは底知れぬ幸福を感じたよ。