読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

入り口はこちらです。〜翻訳ライターが今日もつぶやく。〜

フリーランス翻訳ライターです。本にまつわるコラム執筆の他、(英➡日)翻訳家としても活動中。イギリス流豊かな暮らしのご提案「Bites of Britain」主宰。

個人主義。

イギリス人オット

問題です。

 

①空気を一切読まず、(読めないわけはない、あえて読まない。ここポイント)

②なんらかの事件が起きても、さらっと皮肉たっぷりなジョークでかわし、

③こんな辛い過去がありました、な場面では一歩(いや、3歩)引く

④よしこれで決まり~!と話し合いで決まったのに、「いや、ごめん。僕はこっちがいいから」とひとり違うことを選ぶ

 

これ、だーれだ?!

 

紛れもなく、うちの旦那である。

 

彼と出会ってかれこれ12年目に突入したのだが、いまだに彼の(おもしろい)ブラックジョークに腹を立てているのは、私が学ばないからなのか。

たまに、皮肉たっぷりで反撃すると

「君もようやくイギリス人ぽくなってきたね~!」

なんて、へらへら笑われると、

「いや、なろうなんてしてないし。完全に嫌味だったんだけど!」

と、また腹を立てることになる。

堂々巡りだ。

 

そんな彼らだからか、よく「イギリス人が取っつきにくくて」とか、「難しい国民だ」とか、会う人会う人に言われてきた。いた仕方ない。
だって、彼ら、完全無敵の「個人主義者」!であるからして、団体行動で空気をよく読む私たち日本人からしたら違和感半端ないんですって。

 

君は君、わたしはわたし。

責任を取るのはあなた。わたしでない。

一度、旦那と大喧嘩したトピックがまさにこれであった。
わたし「交通違反をすることは、よくないし間違っている。」

旦那「ルール違反をするのはその人が決めること。だけどその責任を取るのもその本人。」

 

まあ、極論であるし、これが正しいか、正しくないか、の論議はおいといて。

私は彼との口論で、幾たび「へー、そういう考えね。」を通過してきた。

 


そして私は彼らの、

「どんな逆境にいても、その事実を受け止めて、淡々と前に進む」

そのメンタリティがたまらなく好きだ。

 

 

f:id:shaw-san:20161019103714p:plain

Keep calm and Carry on

第二次世界大戦初期、モットーとして作られたポスターが2000年に発見された。

意味合いとしては、「落ち着いて、前に進め(戦い続けよ)」
初めて見たときには、まさにイギリス人を象徴しているかのような言葉に、笑ってしまった。

 

毎回毎回、私も学ばずに腹を立ててはいるけれど、初めて自分のアイデンティティを肯定出来る居場所が、彼であったのも事実。

まだまだ、発見がありそうだ。