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入り口はこちらです。〜翻訳ライターのつぶやき Kagoshima~

フリーランス翻訳ライターです。イギリス流豊かな暮らしのご提案「Bites of Britain」主宰。

14歳のわたしは「こころ」で泣いた。

読書会でたまたま同じテーブルになった、同級生(のちに判明)女子たちとREAD read, eat, and drink というサークルを作った。感覚としては大人の部活動、かな。

美味しいものをみんなでわいわい食しながら、課題本について語るという読書会の開催や、読書をもっとライフワークとして認知してもらおう!という勝手な使命感を持ってイベントを企画している。

 

 

私が本にのめりこむきっかけが夏休みの宿題で出た読書感想文。課題本の一冊に、夏目漱石のこころがあった。お札にのってる人。知っているのはそれだけ。読んだことなんてなかった。こんな有名な人なんだから、と選んだ。それだけだった。

 

致し方なく読んだ、このこころ。

結果としていうと、私は初めて活字で泣いた。もうぽろぽろと溢れる涙を止めることが出来なった。

 

一番うしろに載っている他の本も読んでみよう。そこから、一冊、また一冊と私は図書館から借りては読んでいき、今に至る。

 

今週開催するREADの読書会の課題本が、実はこのこころなのだが、つい先日もう一度読み返すことになる。

 

するとどうだろう。14歳の私は、あの時涙を止められなかったのに、34歳のわたしは全く泣けなかったのである。

 

むしろ、

???

な疑問が湧いて出てきて、もう大人目線からのつっこみが・・・

 

もちろん、あの時わからなったことが納得いったり、全く興味のなかったキャラクターに共感していたり。不思議だな。

 

というか、一番の疑問がこれである。

 

「先生、14歳の子どもになぜあの本だったのですか?」

 

非常に、不思議である。