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入り口はこちらです。〜翻訳ライターのつぶやき Kagoshima~

フリーランス翻訳ライターです。イギリス流豊かな暮らしのご提案「Bites of Britain」主宰。

この英文、ちょっと見てもらえない?それも無償で。。 の件

今でこそほとんどなくなったものの、数年前までは本当にこれがよくあった。

タイトル通り、

 

「ちょっとこの英文(和訳、英訳)見てもらえない?」

 

もっとひどいのが、

「これ訳してくれない?」

 

もっともっとある。

「英語教えてくれない?」

 

すべて、無償で、という条件付きである。

 

こういったケースは、色々な職種で聞かれる話だ。

シンガーだったり、ミュージシャンだったり、イラストーターだったり.. 

 

もう時効だと思うから書いてしまうが、こんなことがあった。

 

もうかれこれ2、3年連絡を取っていない知り合いからの突然のメール。

「久しぶり!○○だよ!もう覚えてないだろうね!」

 

(もうこの時点で、だいぶがっかり。)

 

「実はうちの旦那が仕事の関係で、英文(作文レベルの長文)を作ったんだけど、間違いがないかチェックをお願いできない?メールに添付するね!よろしく!」

 

(え、まだやるなんてひと言も言ってない。しかもこれも仕事としてやってることなんだけど・・・・)※翻訳チェッカーというお仕事があります。※

 

私「ごめん。うちの旦那も毎晩仕事で帰りが遅いし・・・」(かなり遠まわしで言い過ぎたので、私も悪い。)

 

「大丈夫、大丈夫!すぐ終わるから。見るだけでしょう!」

 

え??かっちーーーーん。

 

私「突然の久しぶりメールで、いきなり英語を見てと言われても、それを一から治す作業というのは本当に時間もかかるし、大変な仕事だよ。文章で何が言いたいか日本語もきちんと理解していないと、別の言語に直す作業は出来ないし、そもそもこういう作業を仕事として請け負っているから、タダでは出来ません。」

 

多分、あちらとしては私たちは「ケチで思いやりがない人」と思っただろう。

 

でも、どんなお仕事でも一緒だと思うが、相手がプロとして仕事をしている以上、当たり前のように無償を望むなんて、当然ないに等しい。特に組織にいるわけではなく、フリーランスでやっていたりするとなおさら。

 

無償に充てる時間を、収入につながる「何か」に充てていかなければいけないのだ。生きるために。

 

いつか、このメールをやりとりした彼女が、このブログを見つけてくれることを心から願っている、そんな昼下がり。